食育は自分の命を守る事
福井県池田町の「日本農村力デザイン大学」(以下D大と略す)12月学期は12月2日〜3日の2日間開催された。D大のことについては11月5日のこのBLOGで報告したが、今回はその続き。今回のテーマは「食』について考える。
「食がテーマだとすると、食事はその線に沿ったものだろう」と思って参加する。ぼく達の泊まる宿泊施設「コムニタ」の食事は有機野菜中心で美味しいのは11月に参加して知っているので、楽しみ。ご飯も池田町で出来た米で炊いたもの。産地産消だ。
ぼくは12月1日(金)会社を休んで自宅から池田町に向かう。いい天気だ。昼食に豚カツを食べて新幹線に乗る。小田原でぼくにD大の参加を勧めてくれた東海大学の伊藤教授と合流。17時前に北陸本線・武生駅下車。伊藤教授はD大の「副学長」だ。ちなみに学長は杉本池田町長だ。
迎えの車で宿舎である「コムニタ」に向かう。雨が激しく降っている。日はとっぷり暮れた。近くの温泉に入って夕食。11月に会ったワイナリ−のN氏がまた美味しいワインを持ってきた。実はこれを飲むのが目的で早めに来たのだ。一口,ゴクン。旨い!二口、ゴクン。ますます旨い!香りもいい!
そんな訳で一夜を過ごし,2日の朝は猛烈にいい天気。昨夜の雨が空気のゴミを洗い流してくれたのだろう。散歩をする。気持ちがいい。途中で犬がぼくにガンを飛ばす。怖い?
朝食。おいしい!有機野菜中心の食事は食が進む。おかわりは各自が入れる。
D大の会場の池田町公民館に向かう。受付を済ますと「林さん」の声。先月ぼくのBLOGを検索サイトで見つけてメールをくれたSさんだ。彼女のBLOGを読んで「若い人かな」と思っていたが、あってみると若い。30代半ばか(そのうちそうでない事が判明するのだが)。
10時に講義が始まる。陸前高田の八木澤商店の河野光枝さんのお話。テーマは「風土でつくる基本の食」。河野さんは、ご自身が食べたいものを作って売る事にしている、という。といっても「好きなもの」ではなく「添加物を入れない食品」を作って売る事、そして「私が食べて安全なものを売る」というコンセプトが素晴らしい。だから添加物は入っていない。添加物がなければそれにこした事はない。実際、添加物入りのしょうゆや漬け物と,そうでないものとを食べて比較する。「美味しい」と思ったもの半分以上は添加物が入っていたものだった。なるほど。ぼく達がいかに添加物にならされていたか、良く分かる。
そして昼食。有機野菜中心で有機栽培の池田町の米で作ったお弁当。地産地消だ。うまい!。
晴れ上がっていた外がいつも間にか雨になる。
午後の実習はこんにゃく作り。こんにゃく作りは取材で行った事があるが,作るのは初めて。
車に分乗して「こんにゃく道場」まで行く。雨が激しくなり,ワイパーが忙しく動く。
「こんにゃく道場」では既に青いビニールシートが敷かれ、こんにゃく作りの準備ができている。こんにゃく芋もゆであがっている。今日は昔ながらの手作業で作る。
こんにゃく芋の皮を剥き、木槌でたたいて細かく打ち砕く。それにぬるま湯を入れながらこねる。腕が痛くなる。腰も痛くなりそう。最後に塩水を入れると、いよいよ型に入れて水に落とす。出来上がり。
時計は15時を指している。こんにゃくを茹でてもらって食べる。ショウガ醤油で食べる。ショウガの辛みがこんにゃくの味に溶けて美味しい。
みんなニコニコ。素敵な顔だ。
外に出ると雨に混じって小さな氷の粒が降っている。伊藤教授とふきのとうを採りに行く。寒い。冷たい。帰りたい?・・・。
宿舎「コムニタ」に戻って,温泉に行く。いい気持ち〜。労働の後の温泉は気持ちがいい,なんて勝手な事を思う。そして「コムニタ」で夕食。これまた何とも言えないおいしさ。今日は夕食の前に生ハムとタン塩、フランスパンをつまみに赤ワインで「前菜」を楽しむ。みんなニコニコ。素敵な顔・かお・カオ・・・。
夜が更けるのも忘れて地酒「冠泉(かんせん)」を片手に皆でわいわい。囲炉裏が優しい。
3日朝「林さん、雪ですよ」の声で目を覚ます。夕べの雨が雪になっている。初雪だ。山がうっすらと白く化粧をしている。美しい。地べたは真っ白。道だけが融雪水のおかげで黒くなっている。水っぽく,重そうな雪だ。地元の人の話だと、この雪はすぐ消えて、この後に降る雪が根雪となるそうだ。
朝食後、再び公民館へ向かう。
午前中の最初は宿題のアンケート(調味料について原材料などを調べてくる)を中心に塩川恭子さんに質問。塩川恭子さんは「食の学校」を主宰している。食品を買ったら、ウラの「成分表示」を見てほしい,という。
「原材料」にある「調味料(アミノ酸)」の「アミノ酸」について話が集中する。「アミノ酸は人間にとって大事なミネラルだ。なのにどうして悪いのか」と。
分かった事は、この「アミノ酸」は自然の「アミノ酸」でなく人工的に作られたものである,という事だ。だからあまりとると「身体が蝕ばわれる」と塩川さんは話す。納得。
その後塩川さんの講義。テーマは「食の『あたりまえ』をとりもどそう」。
舌のピークは7歳でそれ以後は味覚が衰える。今の日本の食物は本来の食物に比べて似て非なるものだ。頭で食べ,舌で食べ、心で食べる・・・などなど,含蓄のあるお話で改めてぼくの食生活を反省する。
雪もやんだようだ。
昼食は「コムニタ」のお弁当。なんで池田町の食事はおいしいのだろう。何もいらない。ただひたすら食べていたい。
午後は机をロの字に並べて皆で討論。反省を含めて多事争論。質問もでました。感想もでました。生活の中での食事の話もでました。愚痴も出ました。いっぱいでました。
14時半終了。ぼくはsさんの車で武生駅まで送ってもらいました。
食育は自分の命を守る事。 ぼくはこの言葉が忘れられません。
次回は2月。寒いだろうな〜。
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コメント
食品の「安心・安全」や「食育」に強い関心を持っています。
12月8日に「食の安全通信簿」というブログを立ち上げました。
こちらです。(日本で初めての試みです。)
↓↓↓↓
http://fsr.cocolog-nifty.com/blog/
で、こちらのページにリンクを張らせて頂きたいのですが、
いかがでしょうか?
投稿: skywork | 2006年12月25日 (月) 03時00分