続・聖火リレー
北京オリンピックの聖火も日本をすぎ、韓国も通って北朝鮮に入った。
僕が不思議というかおかしいと思うのはフランスを本部とする「国境なき記者団」の行動だ。
採火の時は手錠の「五輪」旗(しかも黒)を掲げて阻止行動に出た。
僕はこれまで「国境なき記者団」を尊敬していたし、その活動について賞賛していた。しかし今回の事でその思いは「幻想」にかわり、失望した。
記者は当事者になっては行けない、というのが鉄則である。別に「公平だ」とか「中立であるべきだ」といった迷いごとをいうつもりはない。
記者は事実を客観的に観察し、何がよくて何が悪いのかを伝える事が本務と信じている。それ故、今回の「国境なき記者団」の行動は客観的に「伝える」という事でなく「国境なき記者団」自体が行動して取材対象になってしまったことが問題なのだ。
確かに中国はチベットを含めウイグル自治区や内モンゴル自治区での迫害があるという。いわゆる漢民族の支配であり、それ以外の民族は漢民族に従うのが当然、といった風潮があるのだろう。
中国を批判するのは自由だし、その意見を発表するのも自由であろう。それらを含めて、多様な意見や考えを誰でも自由に発表する事が民主主義の基本である。
だからといって「記者」が直接行動に出るのはいかがなものだろうか。


最近のコメント